そばに七味唐辛子を入れるようになった理由とは?
2023/05/15
そば屋に行くとさまざまな薬味が用意されています。
その中の1つに七味唐辛子がありますが、七味唐辛子は温かいそばに入れるのが一般的です。
では、なぜそばに七味唐辛子を入れるようになったのでしょうか。
そばに七味唐辛子を入れるようになった理由
日本でそばに七味唐辛子を入れるようになったのは、江戸時代からと言われています。
七味唐辛子には7種類の薬味が入っており、風邪に効くとされていたため相性の良いそばと七味唐辛子が一緒に食べられるようになったそうです。
実際に七味唐辛子には、糖尿病予防・高血圧予防・肥満予防・疲労回復などさまざまな効果が期待される成分が含まれています。
温かいそばと冷たいそばでは薬味が違う
現代では、温かいそばには七味唐辛子、冷たいそばにはわさびを入れるのが定番です。
江戸時代は冷たいそばにわさびを入れて食べるのが流行っていました。
しかし、江戸時代中期になって温かいそばが食べられるようになり、わさびを入れて食べたところわさびの辛みが消えてしまいました。
そこで代用品として登場したのが七味唐辛子です。
それ以来、温かいそばには七味唐辛子を入れるようになったとされています。
まとめ
そばに七味唐辛子を入れるようになった理由は、江戸時代に七味唐辛子が風邪に効くとされており、そばとの相性が良かったからと言われています。
そして温かいそばと冷たいそばで薬味が違うのは、冷たいそばにわさびを入れるとわさびの辛みが消えてしまうためです。
つまり、当時七味唐辛子はわさびの代用品として使われていたのです。