そば粉の一番粉とはなにか
2023/02/28
そば粉には一番粉、二番粉というように数字のついたものがあります。
これはいったい、どういう意味なのでしょうか。
今回は、そば粉の一番粉とはどういったものか解説します。
そば粉の一番粉とは
一番粉とは、そばの実を挽いたときに最初に出てくるそば粉のことです。
その後に出てくるのが二番粉、さらにその後に出てくるのが三番粉で、それぞれ特徴が異なります。
一番粉は皮を剥いたそばの実を挽いたときに、真ん中の胚乳が砕けて出てきたものをふるいにかけた粉の事です。
この一番粉で作ったそばを「更科そば」とよびます。
一番粉の特徴
歯ごたえと弾力がある
一番粉のほとんどがでんぷんのため一番粉だけの場合、一般的な打ち方ではそばになりません。
そばの形に仕上げるには、湯捏ねをして割粉を加えるなどの手間がかかります。
一番粉が含まれたそばは、その割合が多いほど歯切れが良く弾力があり白っぽい色に仕上がるのが特徴です。
甘みがありあっさりしている
一番粉は、二番粉や三番粉が多く含まれたそばに比べると栄養素は多くはありません。
しかし、そばの独特な香りや風味が少なく甘みがあるので食べやすいと言えます。
のどごしの良さや食感、あっさりとした味わいを楽しみたい方には、一番粉が多く含まれたそばがおすすめです。
まとめ
そば粉には、一番粉・二番粉・三番粉があります。
一番粉は、そばの実を挽いたときに一番最初に出てくる粉のことです。
一番粉が多く含まれるほど色が白っぽく歯ごたえと弾力のあり、甘みのあるあっさりとしたそばに仕上がります。
「普段あまりそばを食べない」という方も、一番粉で作った更科そばを楽しんでみてはいかがでしょうか。